CAEソリューション
CAEとは?
CAEとは「Computer Aided Engineering」の頭文字を取ったもので、コンピュータ上に疑似的に作成した製品モデルを用いて、強度や破壊、振動特性、流体の流れの状態、温度分布などさまざまな物理現象を予測し性能評価が可能です。
CAEの2大メリット
1.開発期間の短縮 = コスト削減
CAEを使用しない製品開発では、試作品を作成して実験で性能評価を行います。設計変更を行い再度実験といったことを繰り返すため、多くの時間と工数が必要です。
CAEはコンピュータ上で解析モデルの作成から解析結果の評価まで少人数・短期間で実施できるため、試作品を作成して実験する期間やこれに掛かる人件費を大幅に削減できます。
2. 製品品質の向上
単純な梁形状や薄板構造の挙動は手計算だけで求められるかもしれません。しかし、現実の製品は形状が複雑で、とても手計算では求められません。
CAEでは対象モデルを “要素”
と呼ばれる領域で分割し、要素毎に理論式を適用し、モデル全体で組み合わせる有限要素法(FEM)などの計算手法を用いて、複雑な形状や条件でも変形や応力といった挙動のシミュレーションを可能にします。
CAE解析の内容と種類
電通総研セキュアソリューションでは、お手元のデータに対して解析を行いたいというご要望にお応えできます。
CAE解析処理を代行して解析結果をお納めします。
※使用ソルバー:Autodesk Nastran
解析の種類については、「CAE解析のご紹介」もあわせてご覧ください。
構造解析
(静的応力解析、非線形応力解析)
一定の荷重を静かに加えた際に、構造物の変位や、ひずみ、応力などを解析します。
振動モード解析
外部から同じ振動を受けた場合の共振に対してどのような影響を受けるか解析します。
座屈解析
長細い部材に圧縮荷重がかかった場合の変形を解析します。
熱伝導解析/熱応力解析
熱荷重による膨張や収縮に伴い構造物の変形や応力を解析します。