CASE STUDY / Thermal Analysis

熱解析

弊社での熱解析の事例として、基盤の発熱による熱解析の事例をご紹介します。

解析概要

背景

電子基板は、発熱源が熱を持つことで、周囲の部品に与える影響は大きく、結果として変形することがあります。 電子機器を開発するにあたり、発熱源に発生する熱量を荷重条件として、材料の熱伝導率の特性から形状に発生する温度分布を計算し、温度分布のデータから周囲の温度との差で発生する変形量を計算します。 熱解析により、設置環境や発熱による不具合を未然に防ぐ必要があります。

目的

電子基板の発熱による変形を検証します。

解析モデル

解析モデル
電子基板
材料
  • 基盤:ABSプラスチック
  • その他:アルミニウム
荷重
発熱源に1Wの熱量
拘束
対角にあるボルト穴を拘束
図1 解析モデル:電子基板(発熱源による荷重と、対角のボルト穴の拘束を示す3Dモデル)
図1 解析モデル:電子基板

解析結果

熱源の下面に40度の温度上昇がみられ、この結果から周囲温度を20度とした場合の熱変形では、最大0.5㎜の変位が発生しました。

図2 熱伝導解析結果の温度分布コンター図と、図3 熱応力解析結果1(最大0.5mmの熱変形)
図2:熱伝導解析結果 / 図3:熱応力解析結果1

対策

対角のボルト穴拘束だけでは、基盤が浮いてしまうため、4隅を拘束したモデルで検証しました。 最大変位量を0.16㎜と減少させることができました。

図4 4隅を拘束したモデルの熱応力解析結果2(最大変位量0.16mm)
図4:熱応力解析結果2

結論

検証結果では、最大変位量が0.16㎜と減少させることはできました。 実際には、基盤単独の結果だけではなく、冷却ファンなどを設置して、温度上昇を抑えるという検討が必要です。 冷却ファンの効果を検証するには、熱流体解析を実施する必要があります。

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